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激しく動いたわけでも、とても暑いわけでもないのに手のひらに汗をかいてしまう。手のひらにひどく汗をかいているので、触るものが濡れてしまう、恋人と手をつなぐのも気になる、汗ですべって物がうまくつかめない、など手掌(手のひら)の多汗症は本人にとってはとても深刻です。日常生活や仕事に支障をきたすほどの手掌(手のひら)の多汗症はもっと深刻です。手掌(手のひら)の多汗症は手術で治すことができますが、代償性発汗によって他の部分からの汗が増えます。手掌(手のひら)の多汗症の手術をした場合は、背中やお腹、胸、太もも、臀部などの汗が増えます。手のひらの汗が止まっても他の部分の汗が増えるため、今までより不快感を覚えるという例もあるので、手術をする場合は医師とよく相談してから決めましょう。
発汗作用というのは人間の体の体温調節をする上でとても大切な役割を果たします。しかし手のひらの汗というのは不必要に感じる人も多いでしょう。大昔、槍で動物を追いかけていた時代においては手のひらの汗は必要なものでした。手のひらが乾いていると槍はしっかり持つことができないからです。獲物を見つけ、興奮し交感神経が活発になり、血液の循環がよくなり、心臓が早くなり筋肉が固くなる。そして手のひらも濡れてくることが、獲物を捕まえるのに必要なことになってくるのです。現代では獲物を捕まえる必要はなくなり、手のひらの汗は必要性が低くなりましたが、昔は手のひらの汗はとても大切な機能だったわけです。
手掌(手のひら)の多汗症は胸腔鏡下胸部交感神経遮断術、といった手術で治すことができますが、代償性発汗や副作用などの不安があります。手術以外の方法で手掌(手のひら)の多汗症を治す、もしくは軽減する方法はいくつかあるので、試してみてはいかがでしょうか?その一つに比較的軽い手掌(手のひら)の多汗症に「イオントフォレーシス」という治療法があります。これは弱い電流を流した水道水に、手のひらを20分程度浸すだけという簡単な方法です。これを定期的に行うことで手掌(手のひら)の多汗症を軽減させる効果があります。この方法であれば代償性発汗はみられないといわれています。
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